英語を話せるようになることが国際人になることです!
このように思いがちですね。
もちろん、英語を話せる方がさまざまな場面で便利です。
いろんな方との意思の疎通がスムーズに図られるのです。
発音も文法も大事です。
ただし、母国語として英語を話せる方々全員が国際人なのでしょうか??
そうは思えないし、どのくらいの比率で国際人となるのかはわからないのだが、
日本の中の「国際人」と言われる比率と大差がないのではないか??
それよりも、ベースや基本やコアとなることが、しっかり確立する
ことが最重要であると思います。
それは、その人のアイデンティティであり、
自分を確立することであり、
自分の家族を知ることであり、
自分の母国語を知ることであり、
自分の国の文化を知ることであります。
それらの考察や自分の考えや教養などを
伝えるツールとしての言語(英語)が生きてくるのです。
外側のふわふわ感は
中身の美味しさがあるから
引き立つのです!!
言語には文化が載っているのです!!
翻訳の仕事をしていますと、
単なる言葉を訳すのではないと感じます。
その言語にはその文化が載っているので、
言葉のニュアンスが少しづつ違ってきます。
単純に「愛」と "Love" は微妙に違うと感じます。
その感情、感性が違うのです。
どちらが良い、悪いではなく、そのような文化であり、それぞれを尊重していきたいです。
しかし、これは経験、体験していないと伝えられないし、言い表せないのです。
片方をしっかり知っているからこそ、
他方がわかるのです!!
このように、その本質に目を向けることが大事であり、
そこ無しで考えたり、対応をしたりすると、物事はズレて行ってしまいがちです。
単に辞書に載っている単語を暗記するのではないでしょう。
英語が流暢に話せているのだが、
何を話して良いのかわからず、
自分の感情を言い表せない、もしくは、感情に気づかない、
相手に伝えたいことがない、などの話べたでしたら、残念ですね。
もしかすると、TOEICや他のテストの成績は良いかもしれませんが、
それでは、本末転倒です。
コミュニケーションの本質(聴き方、認め方、問いかけ方、信頼関係の築き方など)や
日本文化にあります感性などをしっかりと身につけたいです。
その上での日本語や英語や他の言語へと磨きをかけることが重要でしょう。
日本語には素晴らしい言葉や感性があります。
四季折々の季節感があるから季語が成り立ちますし
「虫の声」がわかるのです。(外国では、その“音”は雑音だったように感じます)
「勿体ない」「いい塩梅」「卑怯」「いただきます」「ごちそうさま」
「お世話になります」「よろしくお願いします」などの言葉や
雨や雪を表す言葉、
紅葉の繊細さ、桜(に込められた華やかさと儚さ)や自然情緒など
これらは独特の感性なのです。外国にはないものです。
(私が知らないもっと多くの美しい言葉があり、
もっと日本語を深めたいと思っています。)
「お天道様が見ている」とか
「顔に泥をぬる」「卑怯」なことに対しての恥の
感性をしっかり持っていれば、
いじめや万引きはしないと感じますね。
日本古来からあるこのような感性、道徳は大事にしていきたいし、
それでこそ、軸のブレない、存在感のある人になるのでしょう。
これらの本質を身につけながら、人間性を高めながら、
英語を学んでいきたいです。
目に見える外側だけにこだわるよりも
中身をしっかりと整えていきたいです。
それでこそ、その人本来持っている才能をより開花することにもつながります。
即効性のある殺虫剤をかけるよりも、
時間をかけて、土壌そのものを手入れして
丈夫で頑丈な根と茎を育てたいです。
きっと、より大きくて元気な花をずっと咲かせるでしょう❣️
一緒により豊かなマインドを持って、存在感と自信を持っていきましょう。
それだけで、周りに貢献のできる自分になります!!
みんなでピンクの線を越えて、大事な人を大事にしましょう。
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