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【会話での勘違い⑤】アドバイスは受け取らないといけない

自分の課題や問題を話している時に、アドバイスをもらうことがあります。

 

そのアドバイスを聞いて、なるほど!!と閃いて、ありがたく受け取る場合もあれば、

 

「なんだか、、、違う気がする」と違和感を感じながら受け取る場合もあれば、

 

「いや、それは私には合わない」と気持ちがのらない場合もあるでしょう。

 

せっかくアドバイスを出してくれたのだから、

 

それはきかないといけないと思われかもしれませんが、

 

それは違います。

 

アドバイスを受け取る方が、受け取るか受け取らないかを選択することができます。

 

されたアドバイスは受け取らないといけない、

 

したアドバイスは相手は聞き入れて当然と思うのは大きな勘違いです。

 

「せっかくアドバイスをしたのに!」は傲慢

以前のブログで相手が自分の話をしている時に、

 

自分のアドバイスや答えを探しているのは「聞いて」いないことになると書きました。

 

相手が話している最中に、話を横切って、

 

自分の中に浮かんだアドバイスをするのは失礼なことです。

 

せめて、相手が話を一旦終わらせた時にしましょう!!

 

さらに、相手からアドバイスを求められていないのに、

 

勝手にアドバイスをするのも、本当は失礼なことです。

 

多くの場合、話している人は自分の話や気持ちをただ聴いてもらいたいだけなのです。

 

 

もし、どうしても自分の意見やアドバイスを言いたいのであれば、

 

それをことわってから話すと良いです。「私からのアドバイスをしてもいい?」と。

 

自分を尊重してくれている、丁寧に自分を扱っていると相手は感じ、信用の度合いは増します。

 

 

そして、自分が出したアドバイスや意見を聴き入れるかどうかは、相手の問題になります。

 

受け取るか、受け取らないかは相手の選択権にあるのです。

 

「こっちがせっかくアドバイスをしたのに!!💢」と

 

相手が受け取らないことに腹を立たせるのはお門違いです。

 

会話の大きな勘違いです。

 

 

仮に自分がいったアドバイスを相手は受け取らないで、痛い目にあったとしても、

 

それは相手が選んで、成長体験をしているまでのことです。

 

本人が成長するために起きるべきことであり、

 

それを防ぐことができても同じような試練はまたやってきます。

 

そして、回数を重ねるごとにその試練は強力になっていきます。雪だるま方式に。

 

だから、下手に止めるのは良し悪しです。

 

それぞれの「ヒーローズ・ジャーニー」*(英雄の旅)を進んでいるのです。

(* 神話研究者のジョセフ・キャンベル氏が導き出した神話の法則)

 

「ヒーローズ・ジャーニー」は、要するに、誰しもが自分人生の冒険をしているとのことです。

 

その冒険はそれぞれに意味があり、それを止めることはできないです。

 

 

 

また、アドバイスはその人の経験上から出されたものです。

 

つまりその人の世界から経験して、良かれと判断されたことです。

 

私たちは、それぞれ自分の世界の中で生きています。同じ家族であっても、思考や感じているものは違います。(こちらも以前のブログに書きました)

 

ですから、自分からするアドバイスは必ずしも相手の世界で通用するとは限らないです。

 

どんなに先輩であろうとも。周りの世界との関係性もそれぞれ違いますから。

 

 

ですから、アドバイスや意見を出されても、それを取り入れるかどうかは自分で決められます!

 

そして、自分が出したアドバイスや意見を相手が取り入れなくとも、良いのです。それは相手の問題です。

 

部下や子どもであっても。

 

もし、気になるのでしたら、どうしてそれを選んだのかを、相手を認めながらその本心を聴きましょう。

 

 

それこそ、信頼関係を深める会話になり、より深い本音を聴くことができます。

 

本音が話せることで、相手は何かを感じ取ることができ、アドバイス以上の効果になるでしょう。

 

急がば回れです。

 

ありがとうございます❣️